iPhone6 を手に入れました

  • 2014.10.18 Saturday
  • 14:20
iPhone6 に機種変した。iPhone5 を使い始めて1年9ヶ月、少しバッテリーが弱ってきたのと、メインスイッチに不具合がありどうしようかと思っていた。そんな時に iPhone6 の予約が始まり、auショップに相談すると今だとクーポンが使え、且つ現機種の下取りもありお得ですとのはなし。そして、その夜、ネットから予約を入れた。

予約直後に自動で確認メールが届いたが、その後一週間経っても何の連絡もない。そんなに予約が殺到しているのかと思いながら、その後、使用中の iPhone5 に「アップルケアサービス」を付けていたことを思いだした。スイッチ不良なら無料交換できるかもしれないことに気がつき、アップルサービスの店に行ってみようと考えていた矢先、夜7時過ぎに au から入荷したとのメールが届いた。予約から11日目の連絡だった。どうするか迷ったが、翌日午後手続きの予約を入れた。

iPhone6機種変の予約の時、iPhone6 にするか Plus にするか迷ったのだが、結局 iPhone6 にした。実際に使い始めてみて、今はこれで良かったと実感している。Plus では持てあましていたかもしれない。

機種変を考え始めた動機は、じぶんのスマホの使い方にあった。これはガラ系の頃からだったのだが、携帯電話というより PDA(携帯情報端末)としての使い方が中心だった。スマホに替えてからは、なおその傾向が強まった。

特に電子書籍リーダーとして使うようになってから、もう少し画面の大きいものが欲しいと思うようになった。しかしながら、今の iPhone5 の手軽なサイズもモバイル機器としては捨てがたい。いっそのこと、携帯電話はガラ系に戻して、別に iPad のようなタブレットを別に購入しようかと考えてみたこともあったが、今回、成り行きで iPhone6 になった。

使い始めて5日目になるが、今の感想は good! である。画面が4インチから4.7インチになりブックリーダーとして快適になった。iPhon5 のコンパクトさは失われたが、じぶんにとって片手で操作できるギリギリのサイズである。さらに、容量を 16G から 64G に増やしたので、カメラ、 iPod としてフルに使っても容量に全く問題がなくなった。とりあえず、Podcast を iPod Classic から移行した。

しかし、ネット環境の進歩という背景があるとしても、ここまでパーソナルなデバイスが進化することは想像できなかった。35年前、パーソナルコンピューター(PC)に魅了され、ちょくちょく秋葉原のショップを覗いていたころを思い出す。日本ではまだ皆無に近かった「PC体験教室」に二日間通った。その頃、ビル・ゲーツもスティーブ・ジョブスももっと身近に感じられる若者たちだった。

20年前、インターネットが本格的に普及を始め、PCのさらなる進歩が始まった。驚きは携帯電話の進化だ。NTTドコモのiモードに始まるパーソナル・デバイスの進化はユビキタス(wikipedia)社会への予感を感じさせるものだった。そして、アップルの iPhone が革命を起こした。タッチスクリーンで全てができる。今やこれが標準になった。

じぶんがスマホを使うようになったのは2年前からで正直衝撃的だった。初めてPCに触れた時以上かもしれない。IT社会に対して関心を持ち始めたのは95年頃からだったが、スマホを使うようになって初めて、そのIT社会の到来を実感するようになった。まだ、この歳になってもIT社会に対する興味はつきない。今は、iPhone6 が尚その興味を促進させるような気もしている。しかし同時に、この関心が人生の終わりまで続くのかどうかに関しては疑問を感じている。

それは加齢による好奇心の枯渇が原因と言うより、IT社会が志向する社会が抱えるであろう課題(資源、エネルギーなど)に気が滅入ってしまうかもしれない、という予感があるわけで。IT社会には ” 行け行けドンドン ” という ” 業 ” がある。今、リアル社会が主に「経済の停滞」を理由に何やらスッキリしない状況だ。そのリアル社会の停滞を無限のヴァーチャル世界で解決をはかるという意図があるとすれば、ITの性格を考慮すると歯止めが効かないと考えざるをえない。

しかも、進展するIT社会を支えるためにどれほどのリアル社会の資源が消費されるのかは想像を超える。IT社会にはリアル社会以上に ” 抑制の仕組み ” が必要と思われるのだが、技術的、法的な対応が間に合うのだろうか。今、そんなことが気になっている。

Appleの挑戦

  • 2014.04.26 Saturday
  • 19:58
4月22日の読売新聞の一面に載ったAppleの広告が目を引いた。

すべての
企業に
真似してほしい
アイデアが
あります。


メガソーラー発電施設の画像と「再生可能エネルギー100%で、すべてのデータセンターが動いたら、どんなに嬉しいことでしょう」という表現がある。アップルの公式サイトでも同じメッセージを発信している。

アップルの公式サイト
     https://www.apple.com/jp/environment/

Appleは環境への付加の軽減を優先して考えています、とのメッセージであり且つ広告であると思われる。特に、Appleのデータセンターが再生可能エネルギーを100%使って稼働していることを強調している。じぶんも、個人的にインターネットの恩恵を受けた生活をしており、さらに、将来に渡ってますますその人間社会で果たすであろう役割に期待するところであり、その意味でも、予てからデータセンターの電源は気になる事象だった。

インターネットが作り出すサイバースペース、特にデータセンターの電力消費はどの位のものなのだろうか。AppleのみならずAmazonを初め、世界には多数のデータセンターが存在するはずだ。真偽のほどは分からないが、日本にある自販機だけで原発一基分の電力を消費する、と言われたことがあった。世界のデータセンターの消費する電力については想像を絶する。これで良いのか、iPhone を操作しながら時折そんな疑問にとらわれる。

そんな中、今回のAppleの広告に惹かれる。すべての企業に真似してほしいアイデアがあります。確かに、魅力的なメッセージである。しかし、Apple製品の製造と出荷が増えているにかかわらず、製品一台あたり温室効果ガス排出量が着実に減っている、とのコメントには???と思ってしまう。単体の排出量は減っても総量は増え続けるのではないのか。

やはり、これはAppleによる新しいゲーム開始の宣言なのだろうか。環境問題さえビジネスゲームにしてしまう。じぶんも、最早そのことを ” 汚い ” と単純に思うほど純な世代でもない。 ” 一寸の虫にも五分の魂 ” とまでは行かなくとも、せめて一分の魂の欠片でもあれば良し。Appleは個人的に注目する企業の一つである。世界を少しでも良い方法へ導く他力になってほしいと願う。

昨日、来日していたオバマ大統領が羽田から韓国に向かった。一連の報道を見ていると、やはりこれもポリティクスゲームなんだ、とひとり納得する。日本では ” 尖閣は日米安保対象である ” と、韓国では ” 慰安婦は人権侵害である ” とのメッセージを遺す。日本では北朝鮮拉致被害者と面談しており、バランスはとったということか。人権問題すら一つのゲーム要素に過ぎない。

今や国家(ソブリン)も、企業(グローバルカンパニー)と同レベルの世界を構成するコミュニティ要素であるとする説もある。これからの世界は、USA、EU、Japan、China、Korea、Google,Apple、Amazonなどのゲーマーが繰り広げるフィールドと化すのだろうか。どっちにしても、ゲーマーは自分の勝ちを最優先にするはずだ。さらに、このゲームではサイバースペースの果たす役割が過小評価されることはない。

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     お金の本質のはなし (2013/06/04)

近い将来、テレビはどう変わる?

  • 2013.12.05 Thursday
  • 14:58
大学が講義コンテンツの一部を一般に無料ネット配信するようになったのはアメリカのMITが最初なのかもしれない。今や、世界の多くの大学、研究機関がアップルの運営する iTune_U を通して、自らのコンテンツを配信している。じぶんも iTunes_U を利用しているが、きっかけは慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の村井純教授の話を聴いてみたかったからである。教授は日本のインターネットの黎明期からずっと第一線で活躍している方である。

iTunes_U は宝の山なのだが、その多くは英語のコンテンツなので、残念ながらじぶんには手がでない。しかし、SFC という大学はとても面白い学校で、村井教授以外にも興味深い講義を数多く配信している。現在のところ、持てる時間とじぶんの能力の限界から "iTunes_U = SFC" のような状態になっている。

村井教授の「インターネット」という講座を 2011年度分から視聴しているのだが、最新の「インターネット2013」が配信された。さっそく接続してみたのだが、最新情報がふんだんに入っておりやはり面白い。特に、10回目の講義『「放送」とインターネット』はとても興味深い内容だった。

SFC_Internet2013

個人的にテレビの行く末に関心があるので、なおさら面白く感じられた。じぶんは、今の日本のテレビのコンテンツはどうしようもないと思っている。特にバラエティと言われる番組は最悪だと思う。中学生の頃からずっとテレビ好きだったが、今、テレビを見る時間は一時の十分の一ぐらいだと思う。

今回は中味のはなしではなく、仕組みのはなしである。自由経済を基軸とする国の ”テレビの仕組み” は基本的に同じだと思うが、スポンサーが資金を提供し視聴者は無償でサービスを受ける。NHKのような特異なケースもあるが、基本はスポンサーの広告収入で番組が制作・放送されるというビジネス・モデルである。

しかし、インターネットの普及により、この広告収入の配分が変化してきた。欧米では、すでにインターネット広告収入がTVを上回ってきているが、日本ではまだテレビの広告収入がインターネットの2倍もあるのだという。日本人はそれだけテレビを見る国民ということか。そして、この現象は世界的に稀少なのだという。

しかし、その日本にも変化の兆しが現れてきている。我が家には最新のTV受像機がまだないのだが、スマート・テレビというのか、チューナーとネット接続機能を併せ持ったものが主流(?)になりつつあるようだ。じぶんは、7〜8年前からそのようなTV受像機を予測していたので、個人的には普及が遅いなという印象を持っている。

世間では、NTTの光テレビで地上波の再送信(これには大変高度のマルチキャスト技術が使われている、と村井教授は言う)が実現し、スマホ、タブレットを各人が所有し動画の配信が日常的に行われている。このようなデバイスの普及を考えれば、テレビの番組とウェブのコラボが行われるようになるのは道理だ。これはすでに現在も一部実現してはいるが、これからはより本質的な部分の再編が進むと言う。

村井教授は、少し慎重な面持ちで、放送事業者の役割は番組表作りになるのでは、と話す。ビデオの進化を考えれば、現在のスポンサーの広告収入を当てにしたビジネス・モデルは成立しなくなる。詳細なビジネス・モデルは別として、テレビのブロードキャストとインターネットのユニキャスト、マルチキャスト、エニーキャストのベストミックスが問われるようになるのではないか。テレビとスマホの同期・・・新しいテレビ放送のビジネス・モデルが誕生する。

スポンサーは効果的なCMがうてればいいのである。テレビ業界がその効果的な仕組みを作れるかどうかがカギになるのだろう。世界的に稀少な日本のテレビ業界がどう変化し、新しいマーケットを創造できるか。それを世界は注目していると教授は語っているが、これは教室の中だけの話ではなく、本当に日本に経済効果をもたらすモデルの一つになるかもしれないのである。

関連投稿:いま HTML5 が話題に ? (2013/11/06)
 

いま HTML5 が話題に ?

  • 2013.11.06 Wednesday
  • 14:48
HTML(HyperText Markup Language) はウェブ上の文書を記述するためのマークアップ言語(※1)である。じぶんが、7年ほど前にウェブデザインを学んでいた頃は、 HTML4 が主役だった。先日、角川書店が運営する電子書籍サイト「BookWalker」のアプリを iPhon にダウンロードして Store を眺めていたら、サイトが推奨する数冊の電子書籍のなかに『HTML5で描く未来』という本を見つけた。ウェブデザインを学んでいたころを思い出して、最新のウェブ状況を知りたくなり、その本を読んでみたくなった。しかし、今回は図表などを考慮して、電子版ではなく、近くの書店で紙本を手に入れた。

※1 マークアップ言語 − 文書の一部を「タグ」と呼ばれる特別な文字列で囲うことにより、文章の構造(見出しやハイパーリンクなど)や、修飾情報(文字の大きさや組版の状態など)を、文章中に記述していく記述言語。


HTML5で描く未来HTML5で描く未来
「クラウド2.0」が社会を変える
西村卓也(著)
角川EPUB選書(amazon
2013年10月 初版発行

著者は西村卓也氏。角川アスキー総合研究所の客員研究員、1963年兵庫県出身で日本大学生産工学部卒業の技術者である。アスキーが角川書店グループの傘下になっていたことを再認識(もしかして、初めて知った?)した。30代の頃は、時折、アスキー出版の雑誌『 ASCII 』を買って読んでいたものだ。お世話になった雑誌だ。

ウェブサイトは各種ファイルの集合体と言えるが、核になるのは HTML ファイルだ。その記述言語の最新バージョンが HTML5 になる。2014年を目途に準備が進められているとのこと。

読む前、本書には ”HTML5 がどういう言語なのか” について書かれているものとばかり思っていた。しかし、読み始めてみると、前半は 、HTML5 が導入されるとどんな社会的現象が想定されるか、を技術者の視点から記述した内容となっている。ちょっと思惑が外れてしまったかなと思っていたら、後半は、”ウェッブとは” から始まって、”HTML5 と何か” について、そして新発見と言えることまで、しっかりと記述がなされている。

ずっと、HTML は W3C(※2) によって規格化されると思っていた。そのことは現在でも変わらぬようではあるのだが、HTML5 は特異な形でスタートしていることを知った。W3C の規格の制定プロセスに疑問を感じたウェブブラウザー・メーカーのアップル、モジラ財団、オペラソフトウェアのエンジニアたちが集まり、2004年に WHATWG を設立した。この WHATWG の働きかけにより、2007年にW3C が HTML5 の標準化の策定をスタートさせたというのが事実らしい。

※2 W3C − World Wide Web Consortium(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)の略称。World Wide Webで使用される各種技術の標準化を推進する為に設立された標準化団体、非営利団体。


HTML5 は、このように、初めからウェブブラウザー・メーカーのエンジニアたちの想いが反映された規格のため、ローカル(端末側)でアプリケーションを動かすに足る性質を持っているのだという。著者は、HTML5 は HTML5 をコア(核)とした各種ウェブ技術の総称("HTML5 & friends" と呼ばれる)である、という捉え方をしている。

著者は、 HTML5 が注目されるもう一つの要因として、スマートフォンとタブレットなどの新しいデバイスの台頭をあげる。HTML5 誕生の経緯から、アンドロイドOS や iOS の標準ブラウザーは、初めから HTML5 をサポートしている。まさに、クラウド時代の OS なのである。個人的にも、8ヶ月前に iPone5 を手に入れてから、デバイス、ネット、クラウドに対する考えが変わった。これは実体験である。まだ進行中ではあるが・・・。

じぶんも初めて知ったのだが、HTML5 に関するトピックとして衝撃的な話があった。登場するのは HTML5 と Flash そして Steve Jobs である。Flash は、おそらく最も普及しているアドビ社が提供するブラザーのプラグインソフトで、インタラクティブなウェブサイトを作成するときに、アニメーション、ゲーム、ウェブサイトのナビゲーション、音楽再生などのコンテンツを作るための不可欠なソフトになっている。

ところが、アップルを率いるカリスマ Steve Jobs は、猛然と Flash に反発する。ウェブの表現が一つの企業のプラグインに独占されているのは健全ではないとして、2010年、アップルは iPhone で HTML5 をサポートし Flash を排除した。この件については、公開文書 「Thoughts on Flash」 に詳しく記述されているとのことだが、著者は次のように要約する。

Flash がプロプライエタリ・ソフトウェアでオープンでないこと、品質や仕様に関する問題を抱えていることが理由で、HTML5 に置き換えたほうがよいと提案している。

こんなこともあり、著者は、遠くない将来 HTML5 に収束し、ここ数年で Flash を利用するサイトは激減するだろうと予測する。じぶんも Flash の講習を受けたことがあるが、使いこなすにはなかなか難しいしソフトだった。しかし、リッチなページが作成できるので憧れでもあった。それが、今や曲がり角に来ているとは夢にも思わなかったことだ。一方、HTML5 の持つポテンシャルへの期待が高まってきた。

その他、著者が予測する「HTML5 を使ったオブジェクト指向の街頭広告システム」にオヤッと思った。じぶんがサラリーマン時代に妄想していた事を思い出したからである。都心にあるレジャー・サービス業で広告が大きな収入源の企業である。そこで、2000年前後のことだったと記憶しているのだが、中小企業、一般の個人を相手に、独自のサイトを用意し、構内施設の要所に設けた広告表示機に広告を掲出するという構想だった。
HTML5使用の街頭広告システム
ただ、多数の小さな広告を安価で受け入れるには、通常の業務の流れではコストが合わず成り立たない。しかし、ネット上のサイトを使い、顧客自らがサイトにログインして用意されたフォーマットに基づいて広告を作成し、広告掲示に関する契約もネットでできるようにすれば可能ではないかと思ったのである。しかし、公序良俗とか、会社の理念に反しないかなどは、社員が直接確認する仕組みが必要だろうなあ、などと妄想していたのである。当時、既に「ロングテール」(wikipedia) という概念が提唱されていたかどうかは定かではないが、”塵も積もれば” という考えによるアイディアだったと記憶している。

著者の「HTML5 を使ったオブジェクト指向の街頭広告システム」を見て、じぶんが妄想していたものより、ずっと大きなシステムで実現可能だと思うと同時に、じぶんの妄想もまんざらではなかったのだと、一人悦に入っている。

本書で、著者は HTML5 環境が整うことにより起きるであろう多くの事例をあげており、本書の最終章では、 ”HTML5が社会を変える” と題して、HTML5 へシフトすることで始まる社会を総括する。それは、HTML5 端末があればどこでも、すべての情報に安全にリーチし、クラウドによるサービスが利用できて、一人ひとりが最速で最善の選択ができるIT環境を構築することであるとしている。そして、今後、クラウド+HTML5 が基盤になることを考慮して、産業育成の方向、学ぶべき技術の方向を、少しシフトしたほうがよいと締めくくる。

しばらくぶりに読んだIT技術系の本だったが興味深かった。年甲斐もなく、と思いながらネット社会に関心を持ち続けてきた身に、また新たなエネルギーを注入された思いである。

半年で「クラウド」が身近に!

  • 2013.08.31 Saturday
  • 15:11
iPhon5 を入手して半年、「クラウド」を身近に感じるようになった。それまで、ネットに繋がるデバイスとしては PC 中心の生活だったので、いわゆるネットサーフィンでネットの中の色んなサイトを覗いてみるという関わり方だった。もちろん、クラウドサービスもあったのだが、じぶんには余り縁のないものと思っていた。Yahoo、Evernote (https://evernote.com/intl/jp/) も登録はしていたのだが、これらも有効に利用していると言える状況ではなかった。

クラウドサービスとの最初の関わりは iTunes になる。iPod ミュージックデータの管理のために使い始めたもので、しかも、ほとんどじぶんのモノは CD ファイルだったので iTunes Store (クラウド) を利用することはなかった。Store でお世話になったのは Podcast だが、こちらは無料サービスばっかりで、「クラウド」を利用しているという実感は余りなかった。

この2月、ガラ系携帯からスマホに切り替えた。これも、初めスマホは若い世代のためのもので、我々シニアには不要の代物だろうと思っていた。ネットは PC で充分だ・・・。ただ、95年頃よりネットに興味を持ってきたのだが、昨今のネット状況を見ていると、facebook だ、twitter だと、しかも、それらがスマホとの関連で語られる報道が多く目にするようになっていた。そうなると、”スマホが創る違うネットの世界” があるのだろうかと想像を巡らすようになる。

そこで、携帯契約期間2年の終了を間近にして、思い切ってスマホに替えてみることに決めた。家人と二人分の切り替えなので、思わぬ出費になるのだが、老い始めた脳に新しい刺激を与えるのも良かろうと決行した。結論から言うと OK! だった。やはり、知らない世界があった。携帯電話を使い始めたのは五十の半ば頃だった思うのだが、元々、電話・メールのツールとして使うことは少なかった。

三十代後半からシャープの電子手帳を愛用しており、その後、手頃な PDA(携帯情報端末)を探していたのだが、帯に短し襷に長しという感じだった。携帯電話を使い初めてから、機種を変更するたびにスケジュールとメモの機能が拡張され、電話というより PDA 的な使い方の方にシフトしていった。定年後は、複雑なスケジュールは不要となり、じぶんにとって、ますます携帯電話の電子手帳化が進んだ。

そこで、今回スマホに切り替えるにあたって期待したのは PDA としてのスマホだったのだが、これに関しては予想を超える機能を持つデバイスだった。すばらしい!。スマホは Smart Phone の略語だと思うのだが、smart は、きびきびした、頭のよい、高性能な、の意味を持つ。現実には、もはや phone 機能さえスマホの一つの機能にすぎなくなっている。

スマホ(iPhone5)を使い始めて先ず思ったのは、電話・メールもガラ系に劣らず使い易いということである。ネット接続に関しては比較にならない。噂に聞く、ゲームを含む膨大な有料・無料のアプリの存在は驚愕だった。今所有している iPhone5 は16Gのメモリーを有する。一昔前の PC は問題にならない。ほとんどハンディな PC である。

そんな中、スマホのアプリでどうしても試してみたかったのが電子書籍リーダー・アプリである。電子書籍については、前から関心があり、専用のリーダーを検討していた。ガラ系でさえリーダーに使えることは識っていたのだが、あの小さい画面で?と思っていた。スマホは、ガラ系に比べれば画面は大きいのだが、それでも電子書籍リーダーとしては無理があるのでは、とやはり批判的だった。しかし、実際にトライしてみて驚いた。これは使える!!。

スマホの画面は解像度がよく明るい。小さい文字でも読めるし、文字の大きさも変えられる。現在、「青空文庫」「iBook」「honto」「amazon」のアプリを使用している。初めは、お試しで無料版を試していたのだが、現在は結構有料版も購入し始めた。まだまだ、紙本に比べてタイトル数は圧倒的に少ないのだが、それでも ”買いやすさ” と ”読みやすさ” は比較にならない。特に、”読みやすさ” に関しては、二宮金次郎_状態である。薪を背負わずとも、ワンコの散歩しながらでも読める。ウォーキングと iPod 、ワンコと iPhone5 という組合せである。

併せて、本ブログ管理・編集用のアプリ Jugem をダウンロード、ログイン・キープ(オフにしない)の状態で使い勝手がよく、いつでもどこでも、ブログの投稿・編集が可能になった。さらに、Evernote 、キングジムのノート・アプリ SHOT DOCS をダウンロードし、これもログイン・キープの状態で使用している。 SHOT DOCS のデータは簡単に、Evernote に配信できる。

これらのデータのソースはすべて「クラウド」の中にある。それ故に、デバイスがポシャっても新しいデバイスに同じデータを再生できる。これはすばらしいことである。が一方、サービスの有料・無料に関わらず、「クラウド」側に致命的なトラブルが起きた場合はどうなるのか。あるいは、現在無料のサービスが突然有料化するなどの事態が惹起した場合はどうなるのか、など懸念される事は多い。見えないバーチャルな世界をどう可視化するか、また、その社会的対応(法整備などを含めて)は今後の社会の大きな課題になるに違いない。

半年の間に、急激に「クラウド」依存になりつつあるじぶんの生活に、若干の戸惑いを感じつつ、ある意味の ”居直り” (覚悟)が必要になるのかもしれないと感じている。

関連投稿:電子書籍の発見!! (2013/03/18)
     ついに、スマートフォンをゲット ! (2013/02/11)

ITの弱みを思う

  • 2013.07.24 Wednesday
  • 14:27
現在、ノートパソコン「ソニー VAIO」(windowsVista) とデスクトップ「エプソン Endeavor」(windowsXP,7) の二台を使っている。2010年2月にノートパソコンを、9月にデスクトップを購入した。定年後の生活では、TV から IT へ比重を移そうという想いがあり、ノートパソコンを追加、デスクトップを買い換えたのである。最近、XP はまもなくサポートが切れるというアップルの発表があり、デスクトップはネットを絶ってスタンドアロン使用でいいかと思っていたのだが、この機種は XP と 7 の両方の OS が使えるようになっていることを思い出した。


SONY VAIO VGN-NW50JBEPSON Endeavor MT9000


さっそく、PC のリカバリーを行い OS を XP から 7 に切り替えることにした。このデスクトップPC は主にスタディ用として限定的な使い方をしていたので、バックアップしなければならないデータも少なく、作業量も予想内でさほどの苦労はなかった。ただ、使用期間3年の間に 7 もプログラムのアップデートがなされているはずであり、どの程度のプログラムの変更・追加があったのかが気にはなった。

リカバリー後、PC の起動とシャットダウンを繰り返しているうちに、windows の update 機能が働き、135個の更新ブログラムがアップデートされた。ダウンロードとインストールにそれぞれ時間を要し、さらにいくつかのアプリケーションのインストールなど、すべての作業を終了するのにほぼ一日を要した。

それでも、何とかまたデスクトップPCが使えるようになりほっとする間もなく、今度はノートパソコンが変調をきたした。iTunes を終了すると PC がシャットダウンしてしまうのである。初めは、今夏の異常な暑さのせいかと思ってもみたが、iTunes のソフトだけが暑さに弱いというのも変なので、やはり iTunes のプログラムが原因なのだろうと目星をつける。

とりあえず、iTunes をアンインストールして、アップルからダウンロードし直す。その時、安易に最新バージョン v11 をダウンロードしてしまった。しかし結果は、やはり状況は同じで問題は解決せず。そこで、前に使っていたバージョンは v10 だったような気がしたので、今度は v10 にダウングレードしてインストールしようとしたが、今度は "ファイルがバージョンに合わない" の表示が出てインストールができなくなってしまった。

そこで、またまた最新の v11 にインストールし直す。インストールは出来たが、やはり iTunes を終了すると PC がシャットダウンしてしまうという現象は直らない。イライラして、2〜3回 PC の起動、シャットダウンを繰り返していたら、今度は "お待ちください" の表示のままフリーズしてしまった。

ここまで来て慌てた。ノートパソコンには重要なデータが入っていた。デジカメのバックアップ、さらに一台のiPod、二台の iPhone のバックアップ用に使っていた。これが消えてしまったら最悪である。このノートパソコンは通常でもシャットダウンの時に、何をやっているのかの作業表示もなく永遠とシャットダウン作業をやる時があるので、そのままにして外出した。

しかし、3時間ほどして戻っても、まだ動作ランプが点滅したまま PC は稼働している。本当に焦った。PC が壊れるのは構わないが、データが壊れるのは困る。とりあえず強制終了しかない。しかし、キーボード操作はまったく受けつけない。焦ると頭が機能しない。あわてて、説明書に飛びつく。そうだ、電源スイッチの長押しだ。何とか強制終了。今度は、果たして起動するか。

恐る恐る電源スイッチを押す。PCが動き出す。windows も無事立ち上がる。急いで、携帯型の HD(40G) と iPod_classic(80G) に、データのバックアップを始める。写真、音楽ファイルの容量は大きく時間がかかる。バックアップ後、vista をリカバリー、アプリケーションの入れ直し、メーラーの設定、ウィルス対策ソフトの再設定など。さらに、この PC も使用期間3年間の vista 更新プログラムが、初めに99個、その後3〜4回更新があり、最終的に200個近いプログラムのアップデート作業が続いた。データのバックアップから一連の作業が終了するのに、翌日までほぼ二日を要した。

これだけの作業の後、再び iTunes をインストールしてみたが、何とその結果はリカバリー前と同じ。問題は解決していなかった。がっくりと同時に、もう PC を弄るのを止めにした。iTunes は終了させなければ問題が発生しないので、ノートパソコンをシャットダウンさせずに「休止状態」で終わらせることにした。いずれ、アップルが iTunes のバージョンアップで解決してくるだろうことを願って。

今回の騒動で、つくづくとディジタルデータの保管の重要性とIT機器の弱点を見たような気がした。PC は使い続けている間、アップデートにより成長し続ける。問題が生じてリカバリーすると、すべてがリセットされ、購入時の未熟なままの状態に戻ってしまう。時折、現状復帰用のリカバリーファイルを作成しておけばいいのだろうが、個人利用でそこまでフォローするのは難しい。クラウド(wikipedia) に頼るという考え方もあろうが、これも百パーセントの信頼がおけるかどうかとなると疑問だ。せめて、重要なデータ保存用のメディアを別に用意するぐらいの事は不可欠なことかもしれない。

ローカルの、またローカルの、またまたローカルの一個人が所有する IT機器 でさえ大騒ぎの問題になってしまうわけで、まして、グローバルなインターネットのことを考えると気が遠くなる。もちろん、オフィシャルなシステムはプライベートのものと異なり、多重のバックアップシステムが構築されているはずではあるが、ディジタルデータの弱点(消滅、改ざんしやすい)は規模の大小には関わらないと思われる。

とは言え、多くの人々にとって、ネットが作り上げたバーチャルな空間と無縁であるわけにもいかず、それぞれリテラシーを磨くことは言うまでもないが、何よりも必要なのはある意味の ”覚悟” ではないだろうか。ネット社会のメリットもデメリットも甘んじて受ける ”覚悟” があるか。それは我われ現代人に課せられた ”宿題” と言えるのかもしれない。

「TV放送」 ビジネスモデルの転換を

  • 2013.05.29 Wednesday
  • 13:56
一昨日の読売の朝刊に 『海外放送を前提、出演者らと契約…NHK・民放』 の記事が載った。

 NHKと在京民放キー局5社が、海外での放送が予想されるテレビ番組を制作する場合に、あらかじめ海外放送を前提に出演者らと契約を結ぶ取り組みを始める。
 
 これまでは、国内放送だけを考えて番組を作り、海外放送が決まった後に脚本家や俳優らから許諾を得ていたため、権利処理に時間がかかっていた。
  あらかじめ許諾を得ることで、政府が成長戦略の一つと位置づける番組の海外輸出を促す。
  NHKと5社が、芸能事務所の業界団体である「日本音楽事業者協会」と「日本芸能実演家団体協議会」の2団体との間で、一部の番組制作でこうした契約を試験的に結ぶことで合意した。双方は、今後の本格導入も検討する。
  海外放送やインターネット配信などテレビ番組を「二次利用」する際の権利処理は、芸能事務所などの業界団体が作る社団法人「映像コンテンツ権利処 理機構」がほぼ一括して行っている。ただ、全ての出演者から許諾をとる必要があるため、制作時に二次利用を含めた権利処理を終えている米国や韓国に比べる と「極めて複雑な権利調整」(安倍首相)が求められており、海外展開の足かせになっている。政府は、テレビ番組の輸出額を、今後5年で現在の3倍にするこ とを目標にしている。

(2013年5月27日読売新聞)


この記事に注目。番組の海外展開を積極的に進めよう。そのための権利処理をスムーズに行えるように契約の在り方を見直そうという訳である。しかしおそらく、じぶんがこの記事に注目する理由は一般に考えられるものとは大きく異なる。現行の 「TV放送」 はビジネスモデルとしては大変な発明である。TV局が番組を制作するにあたり、企業にスポンサーになってもらい、視聴者に番組を無料で提供するというビジネスモデルだ。このビジネスモデルは強力なので簡単に崩壊するとは考えられないが、じぶんは ”変えて欲しい” いや ”変えるべき” だと思っている。

その理由は、「TV放送」 を見続けることが ”益すること” よりも ”害すること” の方が大きいと考えるようになったからである。近頃 〜いつ頃からなのか明確ではないのだが〜 のTV番組、特にバラエティ番組と言われるもののつまらなさはあまりにもひどいと思う。と言っても、それなりに視聴率はとれているようなので、つまらないと考えている方がまだ少数派なのかもしれない。

まだTV放送が始まったばかり頃、映像が映るという不思議さに、TV受像機の中に小人が住んでいるのだと冗談を言う人たちがいたが、冗談ではなく今それが現実となっているとしか思えない。近頃TVを見ていると、業界の仲間内で盛り上がっている番組が非常に多いのが気になる。そして、番組内でよく食べる。一体この人たちは何をしているのだろう、と素直に思う。

中学生の頃、わが家にTVが来た。それからずっとTV大好き人間だった。それが、還暦に近くなってからだろうか、人生の残り時間を意識するようになってからTV番組に?マークがつくようになった。一部を除いてほとんどのTV番組の面白さが判らなくなってしまったのである。特にバラエティは最悪である。TVの中で ”無責任にしゃべって飲んで食べて” いるだけ。出演者たちはまさにTVの中で生活している人たちなんだと思うようになった。視聴者は、他人の生活の場を見せられているにすぎない。他人の生活を見ているくらいなら自分の生活を見直すほうがずっとましだ。

大抵の人は、他人の生活などにそんなに関心があるはずがないと思う。多少覗き趣味的なところはあったにしても、毎日々貴重な時間をそんな他人の生活を見ることに消費することはしない。それなのに、ずっとTVを見続けてしまうのはなぜか。それは出演者が有名人(芸能人)だからだろう。永い時間をかけて刷り込まれた有名人への特別な意識が根源だ。一種の恋愛感情とも言える。ただ、この恋愛はほとんど益するところがない。ただ、偏った見方と感情を植え付けられるだけである。しかし、これも一旦醒めてしまえば何の事もない。わたしが しょうめい です。

多くの日本人 〜本当にTVの視聴者というのはどれぐらいいるのか?〜 がTV番組を見続けることに時間を浪費するのはもったいないとしか言いようがない。こんなことを考えるようになってから数年になる。しかし悩ましいのは、TV業界関連産業のGDPに占める割合が結構大きいのではないかということである。産業としてのTV業界のスケールを落とさずに、尚且つ日本人を TVの呪縛から解放するにはどうしたらいいか(?)。前にもこんなテーマのブログ記事を書いたことがあるのだが、やはり思いつくのは 「輸出」 だろうか。

「TV番組の輸出産業化」 、これである。 日本において、TV番組は原則海外輸出のための製品であり国内消費製品ではない、とすること。現TV業界を糧とする多くの人々にはこの輸出産業のために働いてもらう。一方、国内では 「TV放送」 業界をリストラして十分の一程度にスケールダウンする。この頃になれば、日本人は 「TV放送」 に必要最低限度のものしか要求しなくなっているのでそれで充分だろう。そして、TVの呪縛から解放されて日本人の脳は羽ばたく。とまあ、これは作り話ではあるのだが半分冗談半分マジである。

しかしながら、現行の 「TV放送」 を有効利用する手がないではない。放送がデジタル化されてビデオデッキのパフォーマンスが圧倒的に向上している。
BUFFALO 8チャンネル自動録画 HDDレコーダー
BUFFALO DVR−Z8
 (buffalo.jp

8ch、8日分自動録画できる

8日間、まるで”今放送中”のように再生できる

残したい番組は簡単に残せる
上の機種は一例だが、全チャンネルを一週間24時間まる録りというとんでもないビデオデッキである。この機種は Wi-Fi 機能がついてないのが残念だがいずれ付くだろう。そうなれば、現行の 「TV放送」 は YouTube、 ニコ動 と同様に、まるで雑誌を見る感覚でタブレットでスイスイと検索、閲覧、鑑賞できてしまう。新しい情報ツール 「マガジンTV」(造語) の誕生である。

ただし、TVキー局の番組がインターネット動画と同じレベルで扱われるようになってしまうということである。しかしそうなると、あのCM効果を売りにしてきた「TV放送」 ビジネスモデルが成立しなくなる。あのビジネスモデルは毎日一定時間TVの前にいる視聴者を前提にしていると思うので、全体を一つに統合された上にバラバラにつまみ食いされたのではCM効果はゼロに等しくなってしまう。

どちらにしても、現行のビジネスモデルはいずれ限界を迎えるに違いない。また、この国のためにもその方がよいと思う。個人的には、「TV番組輸出産業化」 と 「全録ビデオデッキを前提にした新たなビジネスモデル構築」 をTV業界の新たなビジョンにするべきだと思う。

関連投稿 : 年末年始のテレビを見て (2012/01/09)
               脱TVのすすめ(その2) (2011/02/15)

windows XP サポート終了というはなし

  • 2013.04.22 Monday
  • 20:32
先日、windows XPのサポート期限があと1年で終了するとのニュースが流れた。
ネット配信のある記事によると、

 世界のOS市場においては、未だに約4割ものシェアを維持しているXPだが、日本国内においても、後発で発売された「Windows Vista」の評価が低かったため、一般家庭や会社でもXPからアップグレードせずに、使い続けているケースが多いようだ。IT専門の調査会社IDC Japanが昨年秋に発表した調査結果によると、XPを搭載しているPCは法人向けで約1419万台、一般向けでも約1170万台もあるとされている。

 そんなXPユーザーにとって懸念されていたのが、サポート期間の問題だ。XPはメインストリームのサポート期間が7.5年と通常より長かった為、エクステンデッドサポート(延長サポート)期間を加えると、12.5年という異例の長期間サポートが継続されていて、サポート完全終了のXデーが近づいていた。そして先日ついに、日本マイクロソフトから、XPおよび「Office 2003」、「Internet Explorer 6」のサポート期限が終了まであと1年というアナウンスが正式に告知されたのだ。

 OSのサポート期間が過ぎても、PC自体が起動しなくなるわけではないが、セキュリティ用の更新プログラムが配布されなくなるため、PC利用における安全性が著しく低下してしまう。特に多くの個人情報などを取り扱う企業にとっては、進化するウィルスやサイバーテロなどを考えると、PCを買い替えるかソフトのアップグレードが必須となるだろう。PC依存率が高い現在において、重要な情報を安全に管理するためには、2014年以降、XPというOSはないものと考えておいた方が良さそうだ。

とある。
個人的にも、デスクトップでXPを使用しており他人事ではない。もっとも、仕事で使用しているわけではないので、セキュリティ上に問題があるとすれば、最悪の場合 スタンドアローン の使用でもいいかと思っている。

それにしても、アップルといい、マイクロソフトといい、IT世界におけるアメリカの占める大きさに改めて驚かされる。じぶんにとって、アップルもマイクロソフトも30代初めの頃から馴染みのある企業だが、良い意味でも悪い意味でも、ここまで大きな存在感のある企業に成長するとは想像もしなかった。ジョブス、ゲイツによるところが大とは思うのだが、このような人物を生みだすアメリカという国の底力を思う。

アメリカの衰退、中国の台頭
とよく言われる。主に経済面の比較検討によるところだと思うのだが、じぶんが国際社会に対して全くの素人だからなのか、この命題を充分に理解することができない。研究者が、さまざまなデータの推移と推敲から結論づけたものと思うのだが、個人的にあまりリアリティが感じられない。

中国に、アップル、マイクロソフトに比するような創造力ある企業が誕生する可能性があるのだろうか。日本がなしえなかったことを中国ができるわけがない、という命題も無意味ではあるが、ネットを戦場と位置付けるような国の目指すネット社会とはどんなものなのだろうかと考えあぐねる。リアル世界の国家観をネット世界にまで持ち込まれるのは避けなければならない。

インターネット社会を、そのマイナス的側面があることを認めつつも、未来に向けての欠くべかざるインフラと位置付けるじぶんとしては、日本の企業にはぜひインターネット社会を創造的・建設的にサポートできる理念と技術力を備えたビジョナリー・カンパニーになって欲しいと願う。

電子書籍の発見!!

  • 2013.03.18 Monday
  • 13:20
初スマホ_iPhone5 を使い始めて一月が経った。
iPhone5
初めてパソコンに触れたのは30代の初めだった。現代の iPhone5 に比べると、あの頃のパソコンはまるでオモチャのようだ。わくわく感は初めてパソコンに触れたときの方が大きかったと思うが、iPhone5 に触れて感じた驚きも本物だ。

ついにここまで来たか!という思いがした。スリーサイズは 58.6×123.8×7.6 mm 、重さ 112g である。とてもスレンダーである。裸のままの iPhone5 は何か心もとない感じがして、ケースを付けて使用しているのだが、この小さなボディに多彩な機能がつまっている。そして、その性能もさることながら操作性の良さに感心する。

これは、 BOSE の 「CD、FM/AMチューナー内蔵オーディオシステム」(CDラジオ) に似ているように思う。わが家にもこのCDラジオがあるのだが、音質の良さは当然として操作性が良く、ラジオのオンオフでボリュームがフェードイン、 フェードアウトする機能には感激した。

BOSEiPhone5 も周囲の明るさに反応して画面の明るさが調整されるなど心憎い設計になっている。CDラジオもそうだが、日本でここまできめ細かなデザインがなされている家電製品はほとんどないのではないか。この差は何なのだろう。高品質を謳ってきた日本の家電だが、一般ユーザーの視点に立つというスタンスをどっかで見落とし てきたのかもしれない。APPLE、BOSE などの製品を実際に使ってみると、そのユーザーオリエンテッド(顧客志向)のコンセプトを肌で感じることができる。

さて、アップルが電子書籍ショップ_iBooks のサービスを始めた。電子書籍については関心があり、いずれ電子書籍リーダーを手に入れようと思っていた。以前から、国内外の企業がサービスを始めていたのだが、ここに来て新規参入が相次ぎ競争も激しくなっている。

iPhone5_iBooksiPhone5_iBooks昨今は、専用機ばかりではなくタブレット端末をリーダーとして使うということがトレンドになってきていた。ユーザーとしては、選択肢が増えて好ましくもあり、一方、さてどうしたものかと悩ましい状況にもある。そんな中、ライブラリー、システム共に充実していると思われるアマゾン(kindle) が良いかな、と内心思っていたところに、iBooks スタートのニュースがあった。リーダーとして使える iPhone も手中にあり、取りあえずアプリをダウンロードしてみた。


スマホの画面が大きくなったとは言え、読書には小さすぎるのではと思っていたのだが、実際に使ってみれば結構具合が良い。iPhone は小さいながらも電子書籍リーダーとして充分使えるパフォーマンスを持っている。電子書籍ショップ_iBooks には無料(著作権切れ)の書籍もあり、当然、お試しで無料のモノをダウンロードしてみた。

書棚もビジュアルで綺麗に表現されており、ページのめくりも実際の本に似た感じで気持ちが良い。電子書籍の特徴として、読んだところでアプリを終了しても、また立ち上げれば続きから読める。とにかく、ちょっとした時間の切れ端を利用して読書ができるというのは全く新しい体験である。文庫を持ち歩くという方法もあろうが、電子書籍の手軽さは半端ではない。しかも、何十冊も持って歩ける。

しかしながら、机の上に何冊かの本を同時にひろげるとか、書き込みをいれるとかの使い勝手は現物の本には敵わない。また、実際に現物の本を手に持ってパラパラめくる感触とか、紙の臭いとかの感覚を電子書籍に期待することはできない。やはり、上手に使い分けていくのがベストなのではないかと思っている。

じぶんにとって意外な発見もあった。無料の書籍は旧い著作権切れの文学作品が多く、今 『我が輩は猫である』 を読んでいるのだが、これなどはおそらく電子書籍が無かったら読むことなく一生を終えていたかもしれない。日本文学の古典と言ってもよいのかもしれないのだが、じぶんは子どもの頃から文学作品にはとんと縁がなかった。しかし、電子書籍のおかげでその途が拡がる可能性も出てきた。

また、寺田寅彦の随筆 『数学と語学』 に出会えた。そのまんまタイトルに興味を覚えた。じぶん流に解釈すれば ”数学と言語” という風になる。しばらく前から、数学も言語の一つだろうという考えに惹かれていた。明治の大科学者が、随筆とは言え、その命題をそのまま投げかけるような文章を書いている、とは思わなかった。これを機会に、また言語学へ関心が向くような気がしている。

ロボット組立てマガジン 『ロビ』 創刊号をゲット!

  • 2013.02.28 Thursday
  • 17:57
株式会社デアゴスティーニ・ジャパンからロボット組立てキットマガジン『ロビ-Robi-』が販売になった。とりあえず、創刊号(790円:通常1990円)を手に入れた。70号を予定しているというので、最終的に14〜5万円ぐらいになりそうだ。興味津々だが、ちょっとお付き合いできそうにない。創刊号で雰囲気だけ味わって終わりということになりそうだ。こんな人が大勢いそうな気がする。

Robiロボットには興味がある。以前、青海の日本科学未来館にホンダのアシモを見に二度行った。「ロボット博」にも2〜3度出かけている。じぶんの第二の人生は 、”この世” の学び直しにすると決めて、自然・社会の理(ことわり)についておさらいを始めたのだが、やはり最後は ”人間” につきると思っている。

学びの方法には文武両道あり、それはインプットとアウトプットである、と言ったのは解剖学の養老孟司氏だ。”人間”を知るためには見る、読むなどの観察(インプット)だけではなく、ロボットを作るなどの創作(アウトプット)という面が必要だということである。生命、脳の研究のためのコンピューターを使ったモデル構築などもそれに類する。

もともとメカ好きではあるが、今じぶんにとって、ロボットは”人間”に対する興味の延長線上にあるシンボリック・メカ的存在である。今回、Robi の開発に携わったのはロボットクリエーターの高橋智隆氏だ。この業界では良く知られている人物だ。

ロボットクリエーター 高橋智隆氏 プロフィール

1975年大阪生まれ。京都大学工学部物理工学科メカトロニクス研究室を卒業し、同大学内の入居ベンチャー第1号となる「ロボ・ガレージ」を創業。以来、ロボットの開発、デザイン、製作を手がける世界的ロボットクリエイターとして活躍。ロボカップ世界大会で5年連続優勝を達成したり、米TIME誌『Coolest Inventions 2004』に選ばれるなど、数々の受賞歴をもつ。クロイノ、FT、ロピッドをはじめ、パナソニックのエボルタくんの開発者としても知られる。ヒューマンキッズサイエンスロボット教室の監修、国内外での講演、テレビ番組への出演、執筆活動など、幅広い分野で活躍中。現在、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役社長。東京大学先端科学技術研究センター特任准教授。大阪電気通信大学メディアコンピュータシステム学科客員教授、福山大学工学部電子ロボット科客員教授などを兼任。


創刊号の記事によると、今夏に打ち上げのロケットで小型ヒューマノイドロボットが国際宇宙ステーションに届けられるという。ロボットは長期滞在し宇宙飛行士とコミュニケーションが行われる予定とのこと。このロボットの開発も高橋氏が担当する。宇宙ステーションではアームロボットなどが既に実用化されているが、ヒューマノイド型は初の試みということで楽しみである。もっとも、こういう感性でロボットに接しているのは日本人だけかもしれない。小さい頃から、コミックでロボットに親しんでいる日本人だからこそ可能なプロジェクトと言えるだろう。

個人的には、インターネットのインターフェース(ネットと人間を繋ぐもの)としてのロボットにも関心がある。今、インターネットにはPC、スマホばかりでなく様々な機器が繋げられており、インターネットに繋がる体重計という話を聞いたこともある。これからも、ネットに接続される機器はますます増えていくことだろうが、とりわけヒューマノイド型ロボットには関心がある。インターネットは、ネットの仕組みがシンプルで、接続される機器が複雑&高級という特徴がある。そういう意味でも、ヒューマノイド型ロボットは最終形という感じがする。

すでに、音声認識技術が商品化されており、ますます機能の高度化が予想される。人間と普通にコミュニケーションがとれるようになる日は近い。お掃除ロボットは多く見られるようになったが、各家庭にヒューマノイド型ロボットが普通に居る風景というのは、そう遠くないような気がする。それが現実となったとき、どんな課題が見えてくるのだろうか。人間と人間の関係に似たようなことが、人間とロボットの間にも発生するのだろうか。

こんな社会の実現は、ネット社会の将来像という意味ばかりではなく、人間研究という学術的な意味でも大変な価値があるとこだと思う。そして、今、日本の産業構造が問われているが、ロボットそれもヒューマノイド型ロボットはこの国の有望産業の一つになり得るのではないだろうか。

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