日本の物作り

  • 2014.01.19 Sunday
  • 10:55
昨日新聞を見ていたら、航空自衛隊の新型輸送機の試験中にトラブルが起きたとの記事が載っていた。

 防衛省が開発中の新型輸送機「C2」の地上試験中に、貨物扉が脱落した。2014年度末までに同機の開発を終え、順次部隊に配備する予定だったが、今後の計画に影響が出る可能性もある。C2は老朽化が進むC1輸送機の後継機種として01年度に開発が始まった。姉妹機の哨戒機「P1」と合わせて開発費は4300億円を超える。機体の強度などを巡るトラブルが相次ぎ、開発期間はすでに3年延長されている。

C2輸送機

ふーん、と思い何気にテレビに目をやると「下町ボブスレー」という番組(再放送?)をやっている。大田区の町工場が集まってオリンピックで出走するボブスレーのソリを作ろうというもの。結果は、惜しくもラトビア製のソリに日本代表の席を譲るかたちになってしまったのだが、町工場の社長たちの熱い想いが伝わってきて、思わず見入ってしまった。

下町ボブスレー
http://bobsleigh.jp/

今回は残念な結果とはいえ、短期間でゼロから世界に通用するところまで仕上げたというのは驚きである。大田区の町工場の意地をみせた結果と評価できるものだ。

さて、日本の物作りの実態はどうなのだろうか。大手家電メーカーの苦戦ばかりが大々的に報道されるので、他の分野も苦戦しているのだろうと勝手に思い込んでしまっているのだが、実際は結構善戦している分野も多いのではないだろうか。本当のところを知りたいと思う。メディアも頑張ってもらいたい。

じぶんは、ずっと日本の物作りに期待している。今や世界経済の中で、物作りの占める規模の割合は小さくなってしまったのかもしれないが、日本は金融商品よりも物作りのほうが合っていると思う。それも、これからはかつての少品種大量生産ではなく多品種少量生産という時代になる。そういう意味では、日本の町工場の実力はまだまだ世界に誇れるものを持っていると確信する。

航空・宇宙も期待できる分野ではないだろうか。昨年は宮崎駿監督『風立ちぬ』が話題になり、明けては百田尚樹原作の映画『永遠の0』が好評だという。奇しくも、どちらもゼロ戦がモチーフとなっているのは面白い。昨年のイプシロン・ロケットの盛り上がりといい、やはり日本人の物作りの血が騒ぐのだろうか。

それにしても、ソリにしても航空機にしても新しいものを開発するというのは大変なことである。思わぬトラブルにその都度対応していかなければならない。” 想定外 ”という言葉が飛び交った時期もあったが、物作りのスタンスとしては、開発段階で想定しておかなければならない課題にちがいない。そして実用の段階では、ハードウェア、ソフトウェア、ヒューマンウェアの三位一体のオペレーション・システムが不可欠となる。

「下田町のボブスレー」と「C2輸送機のトラブル」を見て、改めて日本の物作りへの期待と課題について考えてしまった。

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